楽天小郷裕哉外野手が2戦連発となる9号アーチをかけた。

3点リードの8回先頭で、ロッテ沢村の直球をバックスクリーンにたたきつけた。

「昨日久しぶりにヒットが出て、今日が大事だなと思ってたんで。ヒット1本でもと思って入りました」。会心の当たりになった。

8月は苦しんだ。月間打率は2割1分5厘。6月から不動の3番に座っていたが、月末の3試合でスタメン落ちした。「疲れはないんですけど、相手も当然研究してきますし、自分も後手になっていて。過去に控えでベンチにいた時のことを思い出しました」。先発起用される重みを、ベンチからかみしめた。

自身5試合連続無安打の谷を越え、2試合連続の本塁打。打順は8番でも「試合に出てるだけで幸せ。9月がダメなら、1年間頑張ってきたことが水の泡になる。何としても1つでも上(の順位)にいけるように頑張っていきます」。対上位チームのカード勝ち越しに、しっかり貢献した。【鎌田良美】

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