中日谷元圭介投手(38)が18日、バンテリンドームで現役引退会見を行った。身長167センチと小柄ながら実働15年、通算523試合、154ホールドを記録したキャリアについて、「大きなけがもなく過ごせた15年間だったので、強い体に生んでくれた母親、強い精神面で鍛えてもらった父親に感謝したい。(身長も)中途半端に大きくなく、本当に小さいので、それはそれで武器になった」と胸を張った。

引退を決めたきっかけは5月16日の阪神戦(豊橋)。2点ビハインドの9回に6番手で登板し、先頭打者に四球を与え、犠打を挟んでさらに2四球で満塁として降板した。「おそらくあれが僕の中で決め手となったような試合。もうちょっと、勝負できないな、と思った」。現時点での現役最終登板を振り返った。

谷元は三重・稲生高から中部大、社会人バイタルネットを経て08年ドラフト7位で日本ハムに入団。17年途中にトレードで中日に移籍した。昨季は節目の通算500試合登板、同150ホールドをマーク。今季は6試合のみの登板となっている。

10月3日の本拠地最終戦の巨人戦(バンテリンドーム)で、日本ハム時代からの同僚で、ともに今季限りで現役引退する大野奨太捕手(36)らと引退セレモニーに臨む。

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