DeNAが14日開幕のCSファーストステージ広島戦(マツダスタジアム)に向け、社会人野球のENEOSと練習試合を行った。

9回に3点差を逆転し勝利するも、投手陣が14イニングで16安打5失点と打ち込まれ、不安が残る一戦となった。この試合は変則ルールで行われ、DeNAが14イニング守備に就いた

先発の今永昇太投手(30)は150キロを超える直球とカットボールなど変化球のコンビネーションがさえ、2回を1安打4奪三振無失点に抑えた。2番手大貫晋一投手(29)は4イニングで7安打を浴び、2度の1死満塁のピンチを背負いながら無失点に切り抜けた。

一方でリリーフ陣は失点を重ねた。J・B・ウェンデルケン投手(30)が1回を2安打1失点。上茶谷大河投手(27)が1回で2本の長打を含む3安打1四球と、遊撃林のミスもあり3失点を許した。伊勢大夢投手(25)も2本の長打を浴び失点。投手陣全体で16安打5失点を喫した。

足の張りで3日に出場選手登録を抹消された森原康平投手(31)は、登板見込みとされていたが、登板しなかった。

打線はENEOS投手陣の前に8回まで散発4安打に封じられ、得点も失策と内野ゴロの間の2点のみだった。3点ビハインドの9回に西浦尚亨内野手(32)と伊藤光捕手(34)の連続二塁打など4安打3四死球で5点を奪い逆転した。