今季限りで楽天監督を退任し、来季は球団の取締役シニアディレクター(SD)に就任することが発表された石井一久監督(50)が12日、楽天モバイルパークで思いを語った。

シニアディレクター就任の経緯を問われ「(球団から)『ぜひ、ここで終わるのではなくて、チームが若い選手も出始めて、いろんな土台がある中で、もう1回、一からということではなくて、しっかりその土台を構築してチーム一丸となってもう1度やって欲しい』という話しをいただきました。何もやらないというのは簡単ですけど、チームをサポートするということもすごく大事なことだし、逃げるのは簡単なんで。結果は出ずに退くというのはもちろん自分の中で決意してましたけど、もう1度、みんなで、ファンの皆さんにね。東北で日本シリーズをやるってことを念頭におきながら、しっかりやっていきたいなと思いました」と、球団の就任要請を受けるまでを語った。

シニアディレクターの役割については「僕からは選手の編成だったり、契約というところではなくて、もう少しチーム全体を広く見て、社長にしっかりとアドバイスだったり、助言だったりして、チームがいい方向に向いていくにはどうしたらいいか。また育成でも、どうやったら育っていくのか。いろんなことを話し合って、そっち方面をしっかりやっていければなと思います」と話した。

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