ロッテが試合前半の劣勢をはね返した起点は、村田修一打撃コーチ(42)の声かけだった。

2点を追う6回の攻撃前に三塁側ベンチ前では野手陣が円陣を組み、村田コーチの話に耳を傾けていた。その円陣も含め、試合中に選手たちに伝えていた内容について、試合後に問われた村田コーチは「『まだ2点差だし、まだまだこれからや。チャンスあるし、2点差は本当に1イニングで返せる点数。相手も低めに投げているけど、こっちもなんとか我慢して攻めていこうよ』って話はしたんですけど」と明かした。

6回の攻撃で一時逆転に成功。その後、再逆転を許したが、1点を追う9回にまたまた逆転と、打線がここ一番で奮起した。CSで粘り強さが出てきている打線に、村田コーチは「みんな積極的にいきながら、ボール球をあんまり振らないっていうのは、ウチのチームのすごくいいところが出ていると思う。それは継続してやってほしいなと思います。ピッチャーも143試合を戦って、またファーストステージからファイナルステージで疲れてきているはずなんで、そこはバッターができる限り助けてあげれればいいと思います。なんとか1点でも。5点取られたら6点取るし、7点取られたら8点取るぐらいのつもりで攻撃していってもらえればいいと思いますけど。諦めない気持ちはすごく、なんか成長しているように感じますけどね。(レギュラーシーズンの)143試合目の試合から、いい戦いが出来ているなとは思います」と打線に手応えを感じていた。

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