空振らない男を目指す。日本ハム細川凌平内野手(21)が20日、「ワンスイングでインプレーにする」というテーマを掲げた。

みやざきフェニックス・リーグのオリックス戦が中止となり、屋内施設で練習。三振を減らし出塁率を上げることに取り組んでいると明かし、「最初に振った球でインプレーにして、いい打球を飛ばす。そうすれば三振はなくなる。出塁することが自分の大きな武器なので」と口にした。

同リーグでは8試合に出場し、三振は1つだけ。前日19日の韓国プロ選抜A戦は長打3本を放ち「いい取り組みができている」と手応えを口にした。ワンスイングで前に飛ばすために「球を選びながら自分の中である程度、球種とかコースとか1打席ごとに考えて。こういう球がきたら必ず前に飛ばそうって」。追い込まれた場合は「どう四球を取れるか」と柔軟に対応する。

3年目の今季は自己最多60試合に出場。打率も過去最高の2割1分6厘、初本塁打も放った。定位置奪取をかけた来季へ、自分を客観視し「打率と出塁率というのはこだわっていった方が自分の価値が出る」。全打席に占める三振の割合も1年目の4割超から今季は2割3分2厘に減少し、逆に出塁率は1年目の2割3分台から2割6分9厘に上がった。打席での対応力により磨きをかけ、チームに不可欠なピースになる。

この日の練習中には同学年のオリックス来田と談笑。「いつかは主力選手同士で順位を争えたら」。互いに刺激し、高め合っていく。【永野高輔】

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