オリックスは1位から4位まで才能豊かな高校生を連続指名した。ドラフト1位では上田西・横山聖哉内野手(17)の単独指名に成功。即戦力投手が豊富な中で、12球団唯一の高校生ドラ1野手に、中嶋監督は「スケールの大きい野手はなかなかいないので、取れて良かったと思います」と将来性を高く評価。チームの内野手争いを激しくさせる存在に、福良GMは「(台頭が)早いんやないですか? という期待はしています」と話した。

2位聖カタリナ学園・河内、3位享栄・東松は将来的にチームの中心となる可能性を秘めた高卒右腕と左腕、4位では未来の正捕手候補の報徳学園・堀を指名。福良GMは「予定通りです。良かったです。みんな残っていて。楽しみな選手ばかりです」と満足げ。定評のある育成力を生かす上位指名を行った後、社会人の即戦力3投手を指名。「なんとしてもほしかった。3人とれたのは良かった」。チーム力をさらに底上げする、バランスのとれたドラフトとなった。