ソフトバンク栗原陵矢外野手(27)が16日、来季の「サード争い」で必勝宣言した。「来季も三塁で勝負? それはもちろん。激戦なのは分かっていますけど、自分がやるべきことをやるだけ」と力強く言った。

小久保新監督は14日に、来季のレギュラーは柳田、近藤以外は白紙と明言。井上、リチャード、野村勇らが候補に挙がる三塁を「一番激しいところじゃないですか」と位置づけている。だが、今季「開幕三塁」をつかんだ男は「一番結果を出した人が入る」と自信をみなぎらせた。

直近2シーズンはケガに泣かされた。昨季は左膝の大ケガで1軍出場は5試合。今季は8月に右手有鉤(ゆうこう)骨の部分切除術を受け、96試合の出場に終わった。「1年間を通して(1軍は)毎年思っていること。その中でのケガは自分の中ですごくマイナス」と悔しさを募らせる。来季巻き返しへの思いは強い。

この秋は野手組の宮崎キャンプに参加せず、筑後のファーム施設でリハビリに励む。この日はメイン球場でノックを受けた。「キャンプインに照準を絞って」と来年2月1日に万全の体調で臨む意気込み。完全復活で三塁のポジションを不動のものにする。【佐藤究】

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