西武高木渉外野手(23)が17日、秋季キャンプ地の高知・春野で契約更改交渉に臨み、今季年俸750万円から50万円ダウンの700万円でサインした。

今季は1軍での出場が5試合にとどまった。「自分自身としては、もう本当、情けないというか。シーズン中に取り組んだことはいろいろあったんですけど、振り返ってみると自分の思うように出来なかったシーズンでした」。7月2日に昇格し、同4日ロッテ戦(ZOZOマリン)では4打数3安打と今季初の猛打賞をマークしたが、以降は安打が出ず、同11日に出場選手登録抹消。プロ6年目は、わずか10日間の1軍生活に終わった。

イースタン・リーグでは89試合出場の陽川尚将内野手(32)に次いでチーム2番目となる87試合に出場し、打率2割4分8厘、6本塁打、44打点をマークしたが、今季は「もともと今シーズンに入る前にウエートの量を増やそうとS&C(ストレングス&コンディショニング)の方と話していて。で、結果で見たら今年はシーズン中に大きなケガはなかったんですけど、バッティングに関して自分の良さがちょっと消えて迷いが出た時期があった」と振り返った。

現在は秋季キャンプで徹底的にバットを振り込んでいるという。「数は数えていないですけど、シーズン中じゃ打てないくらいの数は打っているので、結構体もキツいです。その振り込みはオフに入っても続けようかなとは思っています」と来季の巻き返しを見据えた。(金額は推定)

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