ソフトバンク海野隆司捕手(26)が28日、ペイペイドーム内の球団事務所で契約交渉を行い、100万円減の1200万円でサインした。

プロ4年目の今季は1軍出場わずか8試合に終わり、シーズンの大半を2軍で過ごした。「4年間で一番、悔しいシーズンでした」と肩を落とした。2軍では52試合に出場。打撃不振に苦しみ、打率2割1分2厘、4本塁打、16打点と不本意な1年だった。シーズン序盤の遠征先では当時2軍監督だった小久保裕紀監督(52)に「ここままやったら終わる。進化し続けていかなあかんのに、退化してどうするんや。いろんな人が入ってきて終わるよ」と痛烈な指摘を受けた。海野は「その通りやなと思いました。本当に来年5年目なので、1軍の戦力としてやらなきゃいけない」と背水の覚悟をにじませた。

オフの自主トレは今宮健太内野手(32)に弟子入りする。「今年は打てなさすぎた。打撃に重点を置く」と力を込めた。(金額は推定)

▼川原田(10万円アップの570万円で更改)「毎年、最後だと思ってやっている。来年はラストチャンスだと思って、最後の年だと思って、応援してくれている親であったり、ファンのためにやっていきたいなと思います」

▼吉田(現状維持の800万円で更改)「リハビリ組から始まって、早くプレーしたい気持ちで葛藤していた。4軍、3軍、2軍を経験して最後は1軍の舞台に立つこともできた。結果は出なかったですけど、終わり方は良かったのかなと思います。(来季は)1軍に定着するためにレギュラーを取るぐらいの勢いで、覚悟を持ってやっていきたい」

▼井上(40万円アップの900万円で更改)「来季は開幕から1軍スタートで、レギュラー取るにあたって試合に出て、信頼を取っていきたい。100試合出場できたらいいなと思っています。打撃の方でチャンス強さ、長打力を見せていきたい」

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