ヤクルト小川泰弘投手(33)が28日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の1億6000万円でサインした。開幕投手を務めた今季は先発ローテを守り、23試合に登板。3年ぶりの2桁勝利となる10勝をマークし、防御率は3・38だった。今年は通算100勝という節目の数字も達成。「あの時は家族が来ていましたので、その中で100勝を決められて、タイムリーというおまけも付いてきてうれしかったですし。1つの節目なので、また次の節目に向けてやっていきたいと思いますし。もう終わったことなので気持ち新たにどんどん挑戦していきたいと思います」と、先を見据えた。

来季が4年契約の最終年となる。「最後は優勝、日本一に、良い景色を見られるように頑張りたいと思います」と投手陣を引っ張っていく。ここまでのキャリアで4度の2桁勝利を記録してきたが、2年連続での達成はない。「そこは通過点として、クリアしていきたい数字ではあるんで。はい。今年は今年、来年は来年で、また新しい年なので。達成できるようにやりたいですね」と12年目のシーズンに向けて、仕上げていく。(金額は推定)