阪神原口文仁内野手(31)が2日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の3100万円でサインした。

今季は代打で54試合に出場し、レギュラーシーズンの打率は1割9分2厘。開幕カードの4月2日DeNA戦(京セラドーム大阪)では8回に代打でダメ押しの左翼越え2ランを放つなど、開幕ダッシュに貢献した。「本当にリーグ優勝、日本一の輪の中に入れたのは野球人として良い経験になった。1つでも2つでもチームに貢献できたことはうれしいけれど、もっと貢献できることが今後の課題です」と振り返った。

一方でベンチでは、試合前の恒例となった円陣で「バモス!」の合言葉でチームを鼓舞することで、士気を上げた。流行語大賞とはならなかったが、「関西特別賞でそういう機会があれば」と冗談交じりに呼びかけた。

来季は、今季より良い成績を残すことを誓った。「チーム一丸となって、キャリアハイじゃないですけど、そこを目指して頑張っていきたい」と意気込んだ。(金額は推定)