オリックス石川亮捕手(28)が4日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1700万円で判を押した。

日本ハムからトレードで加入して1年目は14試合出場。同学年の若月健矢、森友哉の捕手併用で出場機会は伸ばせなかった。それでもほとんど1軍ベンチ入りし、投手陣へのアドバイスなど、チーム内の存在感は大きかった。査定項目にはない貢献度の高さは、首脳陣や選手から球団側に伝わっていたという。

1軍ベンチ内では中嶋聡監督(54)や水本勝己ヘッドコーチ(55)のすぐ横が定位置だった。

石川は「監督やヘッド、バッテリーコーチの(斎藤)俊雄さんがどういうことを話してるのか。せっかくベンチにいるなら、と思っているので。あそこに僕がいるのは邪魔だと思いますよ、正直。でもそれくらい、少しでも学びたい」と貪欲に話した。

「今年1年、同学年2人のすごさは、近くで見て感じる部分はすごく多かった。試合に出てナンボなので悔しさはもちろんあります。少しでも刺激できる位置まで追いつけるように、このオフはしっかり準備したいです」と意気込みを新たにした。(金額は推定)

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