広島矢崎拓也投手(28)が広島市内で契約交渉に臨み、2800万円から倍となる5600万円で更改した。

春季キャンプ中の故障で出遅れたが、4月21日に1軍に昇格。同27日中日戦(マツダスタジアム)で同点の延長12回に登板し、サヨナラ勝ちで今季初勝利を手にした。守護神・栗林良吏投手(27)が右内転筋を痛めて戦列を離れると抑えを託され、5月9日中日戦(岐阜)では1-0の9回を完璧に抑えて初セーブを挙げた。そこからチーム最多の24セーブをマークし「なかなか全員が経験できるポジションじゃない。貴重な経験をさせてもらいました」と今季を振り返った。

22年は700万円だった年俸が、24年は5600万円まで上昇する。「2年前からしたら8倍くらいという職業はなかなかない。夢がある仕事だなと思います」とかみしめるように語った。(金額は推定)

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