19年ドラフト1位のヤクルト奥川恭伸投手(22)が6日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季推定年俸2700万円からダウン提示でサインした。

昨年同様に、25%近くの減額となる見込み。今季は右肘痛から実戦復帰を果たしたが、その後に左足首を捻挫し、1軍未登板に終わった。昨季も1軍登板は1試合のみ。色紙には「恩返し」と記した。「この2年、いろいろなことがありましたけど、その中でも、僕を信じて、支えてくれた人もすごくいらっしゃったので、そういう人たちへの恩返しもありますし、僕の復帰を待ち望んでくれているファンの方もたくさんいるので、そういう方にも恩返しという意味で来季1軍で復帰して活躍する姿を見せたいです」とかみしめるように、言葉を発した。

プロ初勝利を飾った21年は18試合に登板。9勝4敗だっただけに、この2年は不本意なシーズンとなった。「神宮で投げられる機会がなかったんですけど、ファン感だったり『待っているよ』ってメッセージを、たくさん送ってもらったので、しっかりファンの人たちの期待には応えられるように頑張りたい」と復活を誓った。

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