阪神木浪聖也内野手(29)が7日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、5000万円アップの7100万円と大幅昇給を勝ち取った。

勝負の5年目、激しい正遊撃手争いを勝ち抜いた。守備力を重視する岡田監督は就任当初、筆頭候補に高卒5年目の小幡を挙げていた中で、背番号0が昨年11月の高知・安芸での秋季キャンプで猛アピール。肩の強さを評価され、2月沖縄春季キャンプでは後輩とデッドヒートを繰り広げた。惜しくも開幕スタメンに名を連ねることはできなかったものの、今季初先発した4月8日ヤクルト戦以降、23年シーズンの正遊撃手として出場を重ね続けた。

「恐怖の8番」として下位打線からチャンスメークすることもあれば、時にはチャンスで持ち前の勝負強さを発揮し、勝利打点は大山(15)、佐藤輝(10)に次ぐチーム3位の「8」を記録。シーズンでは自身初の規定打席に到達し、打率2割6分7厘、1本塁打、41打点と躍動した。遊撃部門でベストナインに加え、ゴールデングラブ賞を初受賞。一躍球界を代表するショートの1人となった。(金額は推定)

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