ソフトバンク海野隆司捕手(26)が10日、今宮健太内野手(32)の自主トレに参加する理由を明かした。

捕手と内野手。ぱっと思いつく共通点も見つからない。疑問を投げると「去年(22年)のシーズン中、夏場だったと思います。たまたま今宮さんとバッティングの話をして、そこから僕がバッティングの話を積極的に聞くようになった。そして今宮さんと試合後に練習することが多くなって、それで一緒にやりたいなと思って。1週間だけなんですが、見てもらいたい。今は技術どうこうではなく、今宮さんの考えや練習を聞きたいので」と返ってきた。

今宮からは「ピッチャーの足元をめがけるように打て」と口酸っぱく言われてきた。「練習ではそれしか意識しなくていいと。めちゃくちゃ指導をしてもらうというより、一緒にバッティングをしているという感じです」。今季は出場8試合のみ。「今年はもう悪すぎました」と言う。

「バッティングから。守備も大事だけど、とりあえずバッティングをしないと」。来季は大卒5年目。「今年はほぼ1軍にいれなかった。もう1回きちんとするために」。勝負の年に今宮塾への参加を直訴。この日もペイペイドームで約2時間半ほどの自主トレ。海野が新しい師匠の元で生まれ変わる。【只松憲】

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