走って走って復権する。巨人菅野が神奈川・伊勢原市内の東海大医学部付属病院を訪問。大切にする社会貢献活動の中で、来季への思いを強くした。「特にジャイアンツというチームはやっぱり勝つことが全てだと思う。最多勝、15勝を目標にやっていきます」と20年以来4年ぶりとなる最多勝のタイトルに照準を定めた。

年齢の変化を感じながら、模索を続けている。50歳までマウンドに立ち続けたレジェンド左腕の言葉を引用した。「山本昌さんは『ピッチャーは走れなくなったら終わり。引退しようと決めていた』とおっしゃっていた。僕も本当に同じようなことを思っている」とうなずいた。自主トレは温暖な場所で体をいじめ抜く。「練習量を増やせる体の状態にするのが大前提。今はSNSだったり、いろいろな情報がある中で、ベースとなる部分はランニング。最低でも(前年の)倍は走ろうと思う」。200メートル、10本を1日の最低ノルマに設定し、しっかり土台を作る。

「キャンプ、練習でも先陣切れるぐらいの姿を見せられるように」と準備を進める。復活であり、進化の12年目とする。【上田悠太】

【関連記事】巨人ニュース一覧はこちら―>