球界最年長のヤクルト石川雅規投手(43)が17日、東京・新宿で「Alpen TOKYO×MIZUNO BASEBALL」のトークショーイベントに参加した。

来年1月22日に44歳を迎えるベテラン左腕。球界全体で速球派が増え、球速が150キロ、160キロを超える投手が多くなってきた中で「もちろんピッチャーの最大の武器はストレートの速さだと思うんですけども。うん。昔からそれを追い求めてきたわけではないので。逆に今、速い球全盛だったら、真逆行ってやろうと思いますね」と言うと、会場から拍手が起きた。最速は130キロ台。「やっぱり150キロでも、こう、試合になると慣れてくるんで。だったら、もっと遅い球投げたろって俺は思っています」と時代の逆を歩む。

プロ22年目の今季は13試合に登板し、20年以来の2勝(5敗)に終わった。チームも、球団史上初のリーグ3連覇を目指したが、5位に終わった。石川は「年々、先発の機会は減ってきてはいるんですけど、2勝しか積み重ねられなかったので、そこはモヤモヤした気持ちです」と来季の雪辱を誓った。

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