阪神の桐敷拓馬(24)が来季フル回転を誓った。22日、母校である新潟医療福祉大を訪問。この日の新潟県内は警報級の大雪だったが、「帰省してきたと言うか、懐かしいなって感じ」と久々の“第2の故郷”を懐かしんだ。

プロ2年目の今季は、5月26日の巨人戦で待望のプロ初勝利をつかむと、7月18日のフレッシュ球宴後には、中継ぎに配置転換。計27試合に登板し、2勝0敗、14ホールド、防御率1・79と躍動し、リーグ優勝、日本一に貢献した。岡田彰布監督(66)からは「スペードのエース」と評され、11月には侍ジャパンにも選出された。「想像もつかない後半戦でしたし、いい経験をさせてもらった」。

年明けには阪神の守護神・岩崎優投手(32)に弟子入りし、静岡で自主トレを行う。「1年間戦い抜くことと、今ある力をさらに磨くこと。特に来年は大事になってくるので、よりやらないといけない」とスペードのエースはさらなる進化を追い求めていた。