現役最年長の43歳ヤクルト石川雅規投手(43)が、世界基準の「脳トレ」で若返りを図る。

先日、42歳のソフトバンク和田との対談で、ドイツ生まれの「ライフキネティック」という新たなエクササイズを勧められた。サッカーのブンデスリーガのドルトムントなどでも導入され、脳機能向上や視覚機能改善が期待できる。石川は「頭のトレーニングですよね。目で見て体で反応するという。そういうのは今までなかった発想で、めちゃくちゃ刺激になりました」。来月に44歳を迎えるが、心と体をリフレッシュさせる。

ライフキネティックは「眠っている能力を活性化させる」とも言われている。来季23年目のシーズンを迎えるベテラン左腕は「目で見て判断して、体を動かすという流れは大事。反射神経を鍛えられるように。一瞬の判断、目で見てプレーに移すという連動を速くしたいなと思います」と若手に負けない脳を目指す。今季はキャリア最少の13登板に終わり、20年以来の2勝にとどまった。目標とする200勝まであと15。「何事もやってみて発見があると思うので、そういうのが大事だと思う」と挑戦を止めることなく、いつまでも進化を続ける。【栗田尚樹】

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