広島栗林良吏投手(27)が26日、愛知・愛西市内の母校の佐織中での野球教室に参加した。

岡林や根尾ら中日選手OBが7人集まった中、広島から唯一の参加。「野球教室をやったのが初めてだと思う。自分も野球をする子が増えてほしいし、野球を続けて欲しいなという気持ちがあるので、参加できて良かった」と野球少年少女との交流を楽しんだ。

野球教室には、トヨタ自動車の先輩で侍ジャパンの吉見投手コーチも参加した。来季終了後にはプレミア12が控える。21年の東京五輪で金メダルに貢献した広島の守護神は「もちろん選ばれるために頑張りたいですし、そのためには来年結果を出すしかない。プレミアに行きたいから結果を出すわけではなく、チームのために腕を振った結果、最終的に代表に選ばれれば」と意欲をのぞかせた。

国際舞台での経験もある右腕に、吉見投手コーチも注目している。「期待していますよ。今年のアジアチャンピオンシップも抑えがいないということで、田口(ヤクルト)にオーバーエージを使って力を借りた。WBCやシーズンの疲労を度外視したら、栗林一択だった。彼にも期待している」。今季序盤は苦しんだものの、来季完全復活となれば侍への道もひらける。

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