まだ補強の手は緩めない-。日本ハムが来季へ向けて、あと2人の新外国人選手の獲得を目指していることが28日、分かった。吉村チーム統轄本部長が「外国人選手は調査中です。投手、野手1名ずつは検討しています」と明かした。

今オフはすでに4人の新助っ人を獲得済み。投手は将来性抜群の台湾人右腕、孫易磊を育成選手で獲得。さらに先発候補のマーフィー、救援候補のザバラも契約合意に達した。野手は俊足外野手のスティーブンソンの加入が決定。残留するマルティネスとロドリゲスを加えて、現状で6人の外国人選手(支配下は5人)を抱える。

さらに投打で1人ずつ外国人選手を補強すれば、助っ人8人となり、球団が北海道へ移転後は最多人数となる。しかも、孫易磊を除いた5選手はいずれも推定年俸が1億円超え。吉村チーム統轄本部長は「やっぱり経営上の球団の収支としての選手予算っていうのは上がっています。明らかに(本拠地が)札幌ドームの時とは違う規模でやれている」と説明。今オフはFAで山崎福を獲得し、加藤貴のFA流出は阻止。就任3年目となる新庄監督をバックアップするべく、交渉力と資金力のある日本ハムに、さらに優良助っ人がやってくるかもしれない。【木下大輔】

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