日本ハム清宮幸太郎内野手(24)がチームの次期選手会長就任を見据えて、今季から選手会役員に入閣することが16日、分かった。昨季まで副会長を務めていた上沢がレイズとマイナー契約を結んだことで選手会から離れることが決定。主力の自覚を持ってもらう意味も込めた入閣の打診を内諾した清宮が新たに加わることが内定した。チームの顔になるべく、大きな責任を背負って今季から戦う。

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清宮が次期選手会長候補として、チームの選手会役員に入閣する。現在、選手会長を務める松本剛は「清宮は入れる、絶対。上沢が抜けて、清宮が入る。それは確定」と明言した。昨季まで副会長の上沢がレイズとマイナー契約を結んだことで、同職ならびに選手会から離れることが確定。5人で構成する役員の欠員が出たことで、清宮が加わることが内定した。

いろんな期待を込めて、白羽の矢が立った。松本剛ら選手会役員たちは、上沢のメジャー挑戦意向を受けて早くから次の“幹部候補”の人選を進めていた。

松本剛 僕らで決めた。まあ、僕も言った。ちょっと自覚を持ってもらおうっていう意味で。別にキャプテンとかではないけど、自分のことだけを考えるんじゃなくて。チームスポーツなんで、やっぱチームのことも考えられるようになれば。持っているものはすごいし、それで意識が変わって爆発するかもしれない。次期会長をやってもらいたいし、それぐらい引っ張ってもらいたいなっていう思いを込めての清宮。

すでに清宮にも打診済みで、内諾を得ている。松本剛が入閣を打診した時には「びっくりしていたけど、意外に『はい! ちゃんとやります!』みたいな感じでしたよ」と前向きだったという。現在の役員構成は選手会長が松本剛、副会長が浅間、会計が北山、書記が上川畑という布陣。そこに加わる清宮の役職は今後決まる予定だ。近い将来の選手会長候補として新たに背負う責任が、まだまだ秘めるパワーを開放する原動力となる。【木下大輔】

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