金言を胸に6年目に挑む。ロッテ藤原恭大外野手が自主トレ先の沖縄・島尻郡で取材に応じ、初の規定打席到達と2ケタ本塁打を掲げた。

2年連続でレッドソックス吉田の“吉田塾”に入門。昨季は後半に失速し、自己最多の361打席に立ったものの規定(443)には届かなかった。「1年間戦えることが一番大事。(調子が)悪い時に自分で直せるように、準備をしないといけないと言われました」と教わった。

不調から脱する方法は振り込むだけではない。師匠は「メディシンボールとか、トレーニングでバッティングの修正もできる」とマッチョマンらしいヒントをくれた。藤原はグラウンドに来る前に、打撃につながるトレーニングを多く取り入れるようになった。

さらに自身も過去一のマッチョ化。打撃不振時は打球が弱いと分析して、今オフは夕食を毎日2回食べ、体重を80キロ前後から自己最重の85キロに増やした。「打っていて去年と音が違う。すごく手応えはあります」とパワーが付いてきた。

本塁打は21年の5発がキャリアハイ。今季外野は負傷離脱していた高部も復帰する。打てることがリードの条件になる。「10本は絶対打たないといけない。開幕スタメン目指してやっていけたら」と意気込んだ。【鎌田良美】

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