楽天田中将大投手(35)が21日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。2年連続の「越年更改」は、減額制限(年俸1億円以上は40%)を超える約45%ダウンの年俸2億6000万円プラス出来高、単年契約でサインした。(金額は推定)

 

★田中将の一問一答<3>

-日米通算200勝の目標に加え、こだわりたい成績は

「これもあんまりこれまでと変わんないですけど、イニングと防御率ぐらいですかね。まあ、やっぱり長いイニングを投げるっていうところを自分のこうポリシーというか、そういうところを思って投げてきてたんで、去年はやはり不安定な投球が多くて、まあ早いイニングで降りることが多かったんで、やっぱりチームの中継ぎの人たちだったり、野手の方々にも負担をかけることが多かったんで、イニングをしっかりと投げられるってことは、やっぱり失点も防げてるってことだと思うんで、チームとしても、その後ろのピッチャーに変えようっていう選択肢にはならない状態だと思うんで、やっぱり、その辺は意識して投げたいなと思います」

-今オフに投げること以外で意識して鍛えたところは

「トレーニングコーチと話はしますけども、その中でひねる動作だったりは歳をとってくるとだんだん失われてくるって話をしてる中で、そういう廻旋の運動だったりを意識して可動域だったり、力を伝えるって部分ではそこは意識してやってます」

-昔と比べて自覚してるところは

「まあ、昔とは違うのかなとは思いますけどね。でも、その中でただ衰えていくだけではなくて、それでもそれを緩やかにしていくことはできるだろうし、ウイークポイントだったところを鍛えてあげることもできるだろうし、そこは自分でまだまだ上がる部分はあると思ってやってます」

-ヤンキースで一緒にプレーした黒田博樹氏が野球殿堂入りしたが、学んだことは

「1年間でしたけど、その1年って自分にとっては、これまでもいろんなところで言わせていただきましたけど、ほんとに助かりました。自分にとってヤンキースで7年プレーするにあたっての最初の1年、黒田さんと一緒にやらせていただいたってことで、いろんな話もさせていただきましたし、こういう風にやっていったらいいんじゃないかというヒントもいっぱいいただいたり、黒田さんの戦う姿勢だったりを1年ではありましたけど、身近で見られたところは、その後のヤンキースの6年だったりをやり切れたのは、黒田さんに勉強させていただいたっていうのは大きかったと思います」

-黒田氏は40歳過ぎて、古巣に復帰して優勝に貢献した。その姿は理想像では

「まあそれは理想ではあると思いますけど、かと言って、間違いなくこの3年っていうのはもちろん思い描いていたものではないし、良くないものでしたけど、じゃあ、それが全てが失敗だったかというとそうではないと思うし、その時その時、自分の持てるものを出し切ってやってきたものだから、それを自分の中で全部がダメだったという自分自身を落とすことはないと思いますけど」

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