ロッテ山口航輝内野手(23)が巨人の4番に弟子入りし、心身共にレベルアップして帰ってきた。

1月9日から5日間、村田1軍打撃コーチの紹介で巨人岡本和の自主トレに参加。「力感なく振って、それでもすごい打球を飛ばしていた。『苦手なところをなくすのではなくて、打てるところを確実に、より確実に打てるように練習していけ』と言われた」。目で見て、耳で聞いて、同じ右の大砲から学ぶことは多かった。

メンタル面の助言も受けた。「前の打席の悪かったところをみて『ダメやったな』と思うのではなくて、次どうしようという考え方をすることによって切り替えできると言われた」。プレッシャーのかかる場面での打席の入り方も勉強した。

昨季は長打が出るように重量感のあるバットを使用。だがシーズン終盤からは、自己最多16本塁打を放った一昨年までのように再び先端をくりぬき、師匠・岡本モデルに似たバットを使用している。「くりぬいてる方が軽く感じるし操作しやすい」と相棒を1年ぶりに新調した。「僕のプロ野球人生の中での目標である30本も目指しながらやっていきたい」と力を込めた。今季はカモメの主砲がマリンで暴れる。【星夏穂】

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