正二塁手奪取を目指す94年生まれの2人が、1軍キャンプ地の沖縄・名護で今オフの成長ぶりを披露した。加藤豪将内野手(29)が25日、先乗り自主トレで年明け初の屋外フリー打撃を実施。バットのグリップエンドに装着したスイング速度(バットスピード)を測る機器で自己ベストをたたき出してオフの鍛錬の成果を確認した。石井一成内野手(29)は基礎体力と長打力アップへ、自身最重量の体重85キロの肉体にパワーアップしたことを明かした。

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日本ハム石井が二塁レギュラー取りへ、肉体をベースアップした。ムキムキの二の腕に厚さを増した胸板で顔の小ささが際立つ。「日焼けでそう見えるってことで、あんまり変わってないですよ」と話すが、体重は昨季終了時の80キロから85キロに。筋量が増えてプロ入り後の最重量を更新した。

増量の狙いは「パワーアップと、シーズン中は痩せちゃうんでシーズンをしっかり戦える体をつくる。パワーを発揮するには体重と筋力が必要なんで」と説明。今オフは松本剛らと沖縄・伊江島で合同自主トレを行った際にサポートしてくれたトレーナーに師事。春季キャンプが始まる2月以降に痩せることも見越して、ハードなトレーニングで肉体も一回り大きくした。

伊江島では松本剛から打撃技術を学んだ。「まずは打率」と確実性を増した中でパワーも発揮し、二塁打や三塁打といった長打を増やしたい。そのために「基礎体力を上げておくイメージ」と仕上げた勝負ボディで定位置をつかみに行く。

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