先発からクローザーに転向する楽天則本昂大投手が、カーブに手応えを得た

。第2クール初日に4度目のブルペン入り。今キャンプ最多の106球を投げ、変化球も初めて織り交ぜた。ブルペン捕手と細かい感覚をすり合わせながら「カーブええな」とうなずく場面もあった。「ストライクを取ってたし、抜け感とかも悪くなかった。気持ちよく投げられたかなっていう感じですね」と充実感をにじませた。

今季から抑えを務めるが、先発時代のように腕を振った。球数は4日の前回ブルペンで投じた50球から倍増。初の100球超えとなった。「どれぐらいというのはなかったんですけど、80(球)とかいって、とりあえず100(球)ぐらいは投げたいな」と説明。「もう少し変化球の精度っていうのは上げていかないといけない」。これまで直球に重点を置いてきたが、新たなステップに移行する。

投球練習の終盤には正捕手候補の太田とコンビを組み、13球を受けてもらった。「今日はね、(太田)光が捕ってくれたのは良かったですし、専属になる可能性高いんで。早く専属キャッチャー来いよって。冗談ですけど(笑い)」。“絶口調”の新守護神が、実戦登板に向けて完成度を高めていく。【山田愛斗】

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