2軍キャンプで調整中の広島ドラフト1位の常広羽也斗投手(22=青学大)が7日、視察した新井貴浩監督(47)の前でブルペン入りした。

真っすぐにカーブ、フォークの3球種を37球。「これからマックスがどんどん上がってくると思う。(力は)7、8割」と振り返りながらも、最速は150・5キロを計測した。

初球からカーブを2球続け、11球目からは右打席に末包を立たせて投じた。13球目の真っすぐが外角低めに決まると、末包もやや驚いた表情を見せた。本人も「序盤のアウトコースのストレートは良かったかなと思う」とうなずいた。最後は真っすぐを7球続けて、4日以来2度目のブルペン投球を終えた。

この日は真っすぐ25球、カーブ7球、5球。真っすぐをややひっかける場面は見られたものの、切れのある球をゾーン付近にまとめた。投球練習後は新井監督と話をし「しっかり、じっくりと、焦っていないかと。じっくりやろうと話してもらいました」。

大学のテストのため調整が遅れ、春季キャンプは2軍スタートとなったものの、徐々に状態は上がっている。「コンディションはまだ出来上がっていないですけど、1軍でやりたいという気持ちを持ってやっています」。“御前投球”でアピールも、焦らずに調整を進め、1軍合流を目指していく。【前原淳】

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