阪神ドラフト1位下村海翔投手(21=青学大)ら新人7選手がキャンプ休日の9日、沖縄・うるま市の勝連(かつれん)城跡を訪れた。勝連城跡は15世紀、海外貿易により繁栄をもたらした阿麻和利が居城し、自然の断崖を利用した難攻不落の城と言われるユネスコ世界遺産だ。

あいにくの雨の中、歴史文化施設「あまわりパーク」を見学。日本一連覇に向け、「うるま“勝連”祈願式」も行われた。神々が住む島と言われる浜比嘉島のマース(塩)の入ったお守り「勝マース」などが、うるま市の中村正人市長(58)から贈呈された。

下村は「初めてうるま市に来て、うるま市の歴史を学べてすごいいい経験になった」と笑顔。7選手は和気あいあいとおしゃべりするなど仲の良い様子で「ムードメーカーは津田ですね。渋くぼけるというか、ちょっとおとなしそうに見えるんですけど、何言ってもおもしろいです」と明かした。

第2クールまでブルペン投球は行わず、疲労回復を優先させて調整中。「今も充実した練習ができてるんですけど、ここからキャンプが終わるまで、さらに気を引き締めて、けがなくやりきって。やっぱりシーズンで投げることが目標なので、そこに向かっていい準備ができたらいいなと思います」。第3クールに向けてリフレッシュし、アレンパへの貢献を誓った。

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