広島が2日連続で紅白戦を実施した。「ポスト西川」の座を狙う2年目の久保修外野手(23)は、2試合連続マルチ安打の3安打1盗塁と連日の猛アピール。横手投げの新投球フォームに挑戦中の塹江敦哉投手(26)は、1回パーフェクトと好投した。新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。
-紅白戦で斉藤、日高の若い右腕が先発した
「2人とも良かったと思いますよ。ブルペンで練習していることをマウンドで出せていたと思いますし、逆にブルペンより良かったと思うので、本人たちも手応えがあるんじゃないですかね。斉藤にしても日高にしても」
-横手投げに挑戦中の塹江も良かった
「ね。ちょっと雰囲気出してきたね。雰囲気、塹江君。塹江君、雰囲気出してきました。ナイスピッチングです。今日もナイスピッチングでしたね。見ていて、今までのちょっと制球に苦しんでフォアボールを出すっていうのがないので、3ボールになってもしっかり勝負できているし、このあいだといい、今日といい、塹江君、雰囲気出してきたなと、そんな感じです」
-左のリリーフが少ない中で
「もちろん。彼も森浦同様、去年すごく悔しいシーズンになったと思うし、今年やってやるぞっていう。秋から腕を若干下げ気味に、トライしているので、今年に懸ける気持ちが伝わる、今日はナイスピッチングです」
-ナックルボーラーの坂田がおもしろい
「面白いねえ! 坂田も面白いですし、岡田も良かったですし、今日投げた育成の投手もすごくみんな良かったです。支配下選手だけじゃなく。育成の選手も頑張っていいもの見せてくれた」
-坂田は初めて見た?
「見ているよ。去年見た感じよりはボールを操れている。ナックルは難しいと思うけど、去年より全然ボールを操れていると感じた。本当に面白いと思う」
-動いている
「すごい揺れている。羽月のなんかすごい揺れて落ちているし、不規則にどっちに落ちるかも分からないから、非常に面白いと思った」
-操れれば面白い
「もちろん、もちろん。全ての選手に可能性があると思っているので」
-久保は連日のアピール
「良いアピールをずっとしてくれていると思います。前回の守備でも打つ方でも、走る方でも、どんどんいきなさいと。アウトになろうとそんなの関係ないから。今日もアウトになったけど、関係ないし、スタートを切っていく中で、少しずつ自分の走塁をつかんでいてほしいと思います」
-1軍の沖縄キャンプは連れていくか
「もちろん」
-田村、中村もアピール
「ねえ、(久保)修だけじゃなしに、タムも貴浩もすごく良いと思います。お互い刺激し合っているんじゃないですか。このまま刺激して、どんどん高め合ってほしい」
-外野争いは
「もちろん、やっぱりシーズン通して、去年は夏場に大量に主力に離脱が出たので、その反省も踏まえて、しっかりと休養を取らせながらになるので、そのときに行く選手っていうのは、それを楽しみにしてもらえればと思います」
-目の色が変わっている
「もちろんすごく感じる。今、名前出した選手以外にもみんながすごいガツガツしてくれているので、見ていて面白い、楽しいです。私が楽しいんですから、皆さんも楽しいでしょ?」
-今後はどんなプレーを求める
「こちらから言わなくても気合マックスでやってくれると思うので、こちらから言うことは、結果も見ているんだけど、内容を見ているんだよってことを言いたい。どうしても『結果! 結果!』になると、バットが出なくなったり、ピッチャーだと腕が振れなくなったりするので」
-常広がブルペン入り
「順調に来ている。やっぱり1軍に来たら、彼も1軍は初めてで、ギャラリーの方もたくさんいるので、本人は抑えようと思っても絶対にオーバーペースになってしまうので、そのあたりは私も見るようにしています」
-黒田アドバイザーも見ていた
「黒田さんも言ってました。ものが違うと。黒田さんも言ってましたよ。楽しみじゃないですか」