阪神が11日、今春初実戦となる沖縄・宜野座での1、2軍合同紅白戦を実施した。期待の門別啓人投手(19)が好投するなど、ナインが実戦感覚を養った。岡田彰布監督(66)の一問一答は以下の通り。

 ◇   ◇   ◇

-湯浅は

「あかんやろ。ブルペンでも全然いってないやん、ストレートとか。見とっても。今日のやったらしんどいな」

-球速表示は出ているが。問題は

「湯浅だけやな。初球から球速ばっかり見とったんな。だから落ち着いて投げえって。なあ。何て言うんかな。後ろは喜怒哀楽出したらあかんてなあ。ホームラン打たれても平気な顔しろって言ったやんか。俺なあ。知らんぷりしとけって。打たれても。それが一番あかん。グラウンドに帽子を投げてるようなピッチャー、俺は使わへんよ。悔しかったら打たれんように投げたらええねん。そういうことやねん。お前が悔しいんちゃうねん。チームが悔しいねん。そやろ? お前1人でやってるんちゃうんやから。1人で悔しさをにじみ出してもチームが負けるんやから。その辺のなあ。やっぱり。コントロールしろとか。やるんやったらその辺からやで。やっぱりな。自分のブルペンで投げとって自分のボールがどれくらいいってるとか、それは自分で分かると思うねん。ピッチャーは。はっきり言って。スピードガン何キロ出たから抑えられるじゃないやんか。今なんかは」

-自分で自覚するしかない

「自覚っていうかな、うーん、基本的に去年のあれやんか、一昨年まではセーブもあげていないピッチャーだったわけやから、去年からずっと言ってるやんか。0セーブのピッチャーを最初からそんなクローザーさせへんで、はっきりいって。俺、去年も言ったやろ? 見てないしおまえ、周りがそういう感じにするから、でもあかんかったらもう28セーブの岩崎がいてるからおまえ去年岩崎しただけであって、WBC選ばれたらクローザーちゃうで。勘違い。俺はずっと思ってるよ。そりゃ日本のボールで投げてる姿を3月25日から見られんかったら俺よく分からんわ。昨年も言うてるやんか最初に。しっかりセーブ上げとったピッチャーがな、前年にいてるかな果たして。打たれてもお前、変えて終わりやっと思ってそれで変えたわけやからな、結局。そんな簡単にクローザーなんかできへんよ。あのポジションだけは」

-漆原は

「まぁ、どっちかと言ったら変化球ピッチャーだよな。漆原が一番ブルペンで変化球投げてるやんか、それ見とったら分かるやんか。去年はまっすぐどんどん投げとったけどな、やっぱりストレートがそんないけへんからコース狙うとボールになるやんか、バッターが立つと。そりゃブルペンではストレートをストライクゾーンに投げ込むだけだけどな。第1クールから一番変化球投げてるのは漆原やで、ブルペン見とったら。今日なんかまっすぐを投げ込むとな、甘いところいったら打たれるゆう感じがあるからコースいったらボールなるやんか、ボールボールで結局は。自分のスタイルとしては真っすぐでどんどん押していくスタイルじゃないと思うよ漆原は。あと10キロくらいボール速ければな。別やけど。変化球交えてな、ナベの見送り三振もフォークのすっぽ抜けでストライクやし。そういう感じのピッチャーなんやろな。実戦ではな」

-明日は

「明日のピッチャー見てないからな。こないだもな。前日にBP投げとるから、あの時はそんなにピッチングしてないやんか。何人や? 7人か。7人しかピッチングしてないやろ。BP投げてないピッチャーしかピッチングしてなかったからな。2日目は。(続けて)もうええやろ、別におまえ。どうってことないやろ。今日1日終わって。評価なんか何もないよ」

-今日は暑かった

「寒いよりええやんか(笑い)」

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