巨人が阪神に打ち勝ち、伝統の“前哨戦”に勝利した。

先発の戸郷は先頭の近本に安打を許すも、最速147キロの直球を軸に予定の1イニングを無失点に抑えた。

打線は昨季チーム打率1割9分6厘に抑え込まれた阪神先発の伊藤将をいきなり捉えた。安打と四球などで1死二、三塁の好機をつくると、4番岡本和が初球の110キロカーブを右前に流し打って1点を先制。勢いは止まらず敵失で追加点を挙げると、ルーキー佐々木、大城卓、秋広、湯浅、松原と5者連続の適時打で7点を先制した。

4点リードの7回は、1死満塁から育成の中田が湯浅から中前に2点適時打を放ち突き放した。放った11安打全て単打で、エンドランや意表をついたバスターなど幅広い攻撃を見せた。

投手陣は戸郷の後を受けた赤星が佐藤輝に2ランを浴びるなど3失点(自責1)を喫するも、その後はバルドナードや古巣相手の登板となったケラーなど計8投手のリレーで逃げ切った。

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