球界最年長44歳のヤクルト石川雅規投手が、今季初実戦となる阪神とのオープン戦(浦添)に先発し、2回をわずか22球でパーフェクトに抑えた。

初回先頭から2者連続で遊ゴロに抑えると、原口には内角126キロ直球で見逃し三振。直球の最速は130キロに満たない129キロ。それでも、変化球とのコンビネーション、コースへの投げ分けで料理した。「今日のテーマで、真っ直ぐをしっかりと両サイドっていうのができたので、それは本当に最初の登板でしたけど、すごく良かったと思います」と振り返った。

球数が少なかったこともあり、登板後にはブルペンで24球の投げ込み。カットボール系の変化球の軌道などを確認した。今後は投球回、球数を増やして、開幕に向けて仕上げていく。「体のコンディショニンが一番ですけど、状態のいい時ばかりではないと思いますけど、その中でどういうふうにゲームを作れるかが先発ピッチャーは大事だと思うので、今日はたまたま良かったかもしれないですけど、そうじゃない時にどういうピッチングをするか、毎試合毎試合、必死に投げていきたいなと思ってます」と先を見据えた。

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