ヤクルト奥川恭伸投手(22)の開幕ローテーション入りが絶望的な状況となった。24日、キャッチボール中に何か違和感を覚えた様子。その直後に投手陣の練習メニューを外れ、1人でタクシーに乗り込み、球場を離れた。病院で検査を受け、阪神とのオープン戦中に球場に戻ってきた。高津監督は「箇所はあれですけど体の状態があまりよくない」と説明。当面はノースロー調整が決定。開幕を1カ月前にしての再調整となり、時間を要する見込み。

度重なる故障で21年を最後に白星から遠ざかり、2年ぶりの1軍キャンプ。初日からブルペン入りするなど、順調に段階を経てきた中でのことだった。実戦初登板となった18日の中日との練習試合(浦添)では、2回2安打無失点と好投していた。高津監督は「この先は何も決まっていないですね。コンディションを整えることしか決まっていないです」。奥川本人は無言で球場を後にした。

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