阪神佐藤輝明内野手(24)が、打率5割をキープして沖縄での実戦を締めくくった。中日とのオープン戦(北谷)に「5番三塁」で先発。4回の第2打席で中日の左腕橋本から中前打を放ち、自身2試合ぶりのHランプをともした。6回には四球で出塁。「収穫もあった。よかったです」と手応えを口にした。

紅白戦、練習試合を含む今春実戦は18打数9安打、2本塁打、4打点で打率5割。オープン戦初戦となった23日の巨人戦では右中間へ特大の1発を放った豪快さもありながら、実戦8試合のうち7試合で安打を記録した確率の高さも見せつけている。

オフに米シアトルのトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」を訪れ、打撃フォームを解析。本塁打になりやすい打球の角度を追求し、フォーム改造に着手した。ややお尻を突き出し、前傾気味で始動。手だけでなく体全体を使ったスイングを、ティー打撃から体に染みこませてきた。「方向性は間違っていない」と繰り返し言ってきた。

キャンプも残り2日。「まだまだやることがあると思うので、戻ってからまたしっかり頑張ります」と、ここからは総仕上げに入る。沖縄でやり残したことはつくらない。【中野椋】

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