開幕投手候補の阪神青柳晃洋投手(30)が右臀部(でんぶ)の張りからブルペン投球を再開した。

17日の練習試合・楽天戦(宜野座)に先発。1回無失点と好投したが、尻の張りを訴えていた。その後、別メニュー調整を経て順調に回復。この日は変化球を交え、48球を力強く投じた。「思ったより投げられた。チェックという意味で、いい感じで投げられていたので問題ない」と納得した。

実戦さながらのブルペン投球だった。岡田監督が熱視線を送る中、打者を立たせてコースを投げ分け、クイックも確認した。「普通に投げるということは、コースから何から意識して投げないといけない。試合を想定して準備しました」。投球後には捕手の栄枝と5分ほど内容や考え方についてコミュニケーション。プロ9年目右腕は高い意識で実戦を見据える。

今後は3月5日から10日にかけて甲子園で行われる5試合の中でオープン戦初登板する。昨季は18試合に先発し、8勝6敗、防御率4・57と不本意な成績に終わった。エース復活にかける今季。2年連続の開幕投手を目指し、状態を上げていく。【村松万里子】

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