広島新井貴浩監督が「ポスト西川」の若手育成に手応えをつかんだ。沖縄市で行っていた2次キャンプを打ち上げた。

MVPを問われると「あえて言えば、あんまり見てませんが、日南でがんばっている松山選手」と冗談めかしてベテランの名前を挙げ、報道陣を笑わせた。FA移籍した西川の穴を埋めるために戦力の底上げが課題だったが、田村や二俣ら若手が奮闘。「100点満点。みんな、MVPです。若い選手は特に。もっともっと高いレベルで競争してほしい」と目を細めた。

3月1日の楽天とのオープン戦(倉敷)から開幕1軍をかけた争いが本格化する。3月の侍ジャパンに初選出された田村は「もっと結果を残して、レギュラーに近づければなと思います。どこのポジションでも奪ってやるというぐらいの強い気持ちでいきたい」と意気込んだ。