先発した小園健太投手(20)は4回4安打無失点と好投したが、松尾汐恩捕手(19)の好アシストがあった。

立ち上がりから直球が引っかけ気味とみるや、相手打線が2巡目となった3回からはカーブを多めに要求。縦振りの変化球をうまく投げさせたことで、フォーム修正に導いた。

さらに、細やかな気遣いも。

この日は午前中まで雨が降り、気温10度に満たなかった。冬のような寒さ。そこで、松尾は試合前に使い捨てカイロを小園に渡していた。

「僕が2個、温めてました。(小園は)絶対持ってないと思って。温めてたら『熱っ!』となったんで渡しました(笑い)」

冗談めかしたが、使い捨てカイロは温まるまで少し時間がかかる。試合開始にあわせ、あらかじめ封を切っていた。小園はそのカイロでイニング間に指先を温め、寒い中でも投げきることができた。

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