オリックス宮城大弥投手(22)が開幕投手を務めることが13日、決定的となった。

3月29日のソフトバンク戦(京セラドーム大阪)を託されれば自身初の大役。次回登板はウエスタン・リーグ開幕戦となる15日くふうハヤテ戦(ちゅ~る清水)に先発見込みで1、2軍の「ダブル開幕投手」が濃厚だ。山下舜平大投手(21)は開幕2カード目の初戦となる4月2日西武戦(ベルーナドーム)を託される見込みだ。

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リーグ4連覇への第1歩を背番号13が刻む。5年目宮城が自身初の開幕投手を務めることが決定的となった。今季はこれまで侍ジャパンの強化試合も含め、実戦は計5回を無失点と順調に調整を進める。オープン戦の登板はないが、6日の欧州代表戦(京セラドーム大阪)では3回から2番手で登板し、2三振を奪うなど貫禄の2回パーフェクト。「感覚は良かった」と振り返った。

チームは絶対的エースだった山本がドジャースに移籍。キャンプから一丸を強調してきた左腕は、開幕投手について「なんとか最初に投げたいって気持ちはあります」と思いを語っていた。開幕戦の相手であるソフトバンクとは昨季5試合に登板して2勝1敗、防御率1・80。すでに発表されているソフトバンク有原に投げ勝ち、チームを勢いに乗せたい。

次回登板はウエスタン・リーグの開幕戦となる15日の2軍くふうハヤテ戦となる見込みだ。その後は最終調整の舞台となる22日阪神とのオープン戦(京セラドーム大阪)に向かう予定。万全の中6日登板で1、2軍の開幕投手を担う。

宮城と開幕投手を争っていた山下は開幕2カード目の初戦となる4月2日西武戦を任される見込み。この日行われた教育リーグ広島戦(杉本商事BS)に先発して4回1安打無失点と好投。150キロ台後半の直球で広島打線を封じ込めた。昨季新人王に輝き侍ジャパンにも選ばれた期待の右腕は「火曜日の男」として宮城とともに先発ローテーションを引っ張る。

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