ローテの柱が期待される中日高橋宏人投手(21)が3回73球、5安打3四球の厳しい投球内容で開幕に向けて大きな不安を残した。立浪和義監督(54)は「あれだけ制球が定まらないと。リリースが少し低いという印象。ちょっと考えないといけない」と開幕当初のローテーション起用を再考する意向を示した。

スピードガンの最速は156キロ。しかし、制球は乱れ、甘く入ったストレートはことごとく合わされた。失点こそ糸原の適時打による1点で踏ん張ったが、不安定な投球が続き、早期降板に追い込まれた。

降板後はそのままブルペンで50球。キャンプから思うような投球ができない4年目の右腕は「リズムが悪い。コントロールが悪い。今の状態では(開幕から)マウンドに上げさせてもらえないと思う。しっかり修正したい」と危機感をあらわにした。

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