阪神は完封負けを喫し、連敗となった。それでも前日16日にオープン戦初の欠場となった佐藤輝明内野手(25)が、猛打賞で意地を見せた。

先発マウンドに上がったのは、2週間ぶりの登板となった阪神才木浩人投手(25)。発熱のため、先発予定だった9日ヤクルト戦の登板を回避していた。

この日は5回8安打3失点、78球を投げてマウンドを降りた。2回に四球と安打で無死二、三塁から、7番石川昂の右前適時打で先制点を献上。その後に村松の右犠飛で追加点。5回無死一、三塁には、辻本の三ゴロの間に3点目を与えた。

打線は好機をつくるもあと1本が出ず。その中で、スタメン復帰した佐藤輝が3安打をマークした。2回1死、右腕メヒアの低め150キロをジャストミート。低い弾道で中堅の頭を越える二塁打にすると、6回は強烈な中前打。この2本はともに追い込まれてから完璧に対応し、8回には初球を流し打って、三遊間を鋭く抜いた。

15日まで佐藤輝のオープン戦打率は1割2分8厘。15日の試合後には岡田監督が打撃内容に厳しく言及していたが、発奮する形となった。

13日のロッテ戦(ZOZOマリン)でオープン戦10試合目で初勝利を挙げた阪神は、ここまで成績は1勝11敗1引き分けとなった。

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