日本ハム新庄剛志監督(52)が、いよいよ本番モードに突入する。22日からはオープン戦最後となるDeNA3連戦(エスコンフィールド)がスタート。開幕1週間前となり、ベストメンバーで臨むかと問われた指揮官は「もちろん」と即答。「選手の疲れとかも気にしながら」とコンディションに細心の注意を払いながら、開幕メンバーの最終見極め、継投、作戦面なども含めて本番仕様で臨む。

開幕投手に指名されている伊藤が先発予定の22日は、仮想開幕戦となる。注目は伊藤とバッテリーを組む捕手は誰になるのか。ここまでは開幕マスクを争う3人とコンビを組んできた。

今季実戦初登板だった1日の教育リーグ、オイシックス戦は田宮と組んで2回無失点。7日西武戦はルーキー進藤と組んで3回無失点。前回登板の14日広島戦は伏見と組んで5回2失点。誰とでもコンビを組む準備はOKで、あとは29日の開幕ロッテ戦で新庄監督が誰と組ませるのか。その指針を示すのが22日となる。

また、この3連戦でブルペンの陣容も固まる。20日ヤクルト戦までは、ある程度の登板予定が組まれていたが、ここからは開幕後を見据えた投手起用にシフトするだろう。野手陣も同様で19日から1軍に合流した中島がオープン戦ラスト3試合も1軍に同行。開幕スタメン争いも最終アピールの場となる。「勝つために誰をどのポジションに行かせるか。それしか考えてない」と話す新庄監督が開幕ダッシュを見据えて戦力をギリギリまで見極める。【木下大輔】

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