DeNAが22日、筒香嘉智内野手(32)にラブコールを送った。日本時間のこの日までに、19年まで所属した主砲が大リーグのジャイアンツとのマイナー契約をオプトアウト(契約破棄)で退団することが決まった。実質的な放出でFAとなり、日米全球団との交渉が可能となる。

古巣が即座に反応した。萩原龍大チーム統括本部長(46)は「我々が彼を送り出す際、三原一晃元球団代表から『日本でプレーすることになったらベイスターズに戻ってきてほしい』と伝えており、その気持ちは今に至るまで変わっておりません」と明確な意向を示した。さらに「彼がNPBに戻ると決めた時には、あらためて我々の意思を伝え、コミュニケーションを取りたいと考えております」とコメントした。

DeNAには、オフにポスティングシステムを利用し米カブスに移籍した今永の譲渡金として最大で約20億円がチームに支払われる。高額年俸が予想されるバウアーも4月11日から5月8日までの短期契約でメキシコリーグへの移籍が決定。球団は今後も状況を注視していくとしているが“筒香獲得資金”の余地は十分にある。

筒香は19年オフにDeNAからポスティングシステムでメジャー挑戦。メジャー、マイナー、独立リーグと10チーム以上を渡り歩いた。今春は招待選手としてジャイアンツのメジャーキャンプに参加もオープン戦5試合で8打数1安打でマイナー降格となっていた。

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