西武ドラフト1位の武内夏暉投手(22=国学院大)が2日、万全の仕上がりでプロ初登板に向かう心境を語った。

3日先発予定のオリックス戦(ベルーナドーム)を前に、本拠地での練習に参加。32球の投げ込みで最終調整を行い、感覚を確かめた。「良い準備ができました。ここまでやってきたことを本当に発揮するだけだと思うので、目の前の打者に集中したい」と意気込んだ。

登板前日の多投もなんのその。アマチュア時代から慣れ親しんだ調整をするべく、ブルペンに入った。「自分は前日が調整しやすいので、あしたに向けて良い準備ができたと思います」と仕上がりは十分だ。

昨季王者のオリックス打線との対戦にも、気負いは一切ない。「やっぱり長打力のある打者も多いので、本当にそこは気をつけながら制球良く投げられたら。リズムつくれるように先頭打者を抑えたい」。待ちに待ったプロ初登板。武内にとって、大事な大事な1年が始まる。持ち味の制球力に加え、「中でもインコースに投げきる力を見てほしい」。若獅子の注目株がベールを脱ぐ。【平山連】