阪神シェルドン・ノイジー外野手(29)が「5番」の仕事をした。

岡田監督は2日続けて佐藤輝明内野手(25)を6番に下げ、中軸に上がったのがノイジーだ。2回無死一塁で、サイスニードのカーブを豪快にすくい上げて左翼席に先制1号2ラン。昨年日本シリーズ第7戦で日本一を呼び込む決勝3ランを放って以来のアーチに「緩いボールにいい感覚でコンタクトできたね」と喜んだ。8回にも一時1点差に詰める犠飛を放ち計3打点。「佐藤を聞いてください」と決勝弾の佐藤輝を立てつつ「チームのために打ててうれしい」と喜んだ。

左翼は開幕から左打ちの前川との併用。投手の左右で使い分けられていたが先発サイスニード、石山の両右腕から結果を出した。前川に1歩も譲っていない。「いい感覚で振ることができている。自分の役割を果たしていきたい」と力を込めた。

▼ノイジーと佐藤輝のアベック弾が出た阪神の今季チーム7本塁打は12球団最多。昨季18度だった1試合2本塁打以上は早くも3度目となった(ほかに3月31日巨人戦森下、小幡、4月3日DeNA戦森下、近本)。