「ゲラザキ」でも「ザキゲラ」でもOK! 阪神が新助っ人ハビー・ゲラ投手(28=レイズ)と岩崎優投手(32)の鉄壁リレーで、1点リードを守り切った。

この日は1点リードの8回、まずは右腕のゲラが登板。先頭の右のサンタナを遊ゴロに斬るなどぴしゃりと抑え、今季3ホールド目を挙げた。続く9回は左腕の岩崎が登板し、こちらも3者凡退で2セーブ目。コンビで2回パーフェクトリレーを決め、ハイタッチの列で喜び合った。

前日5日ヤクルト戦は同点の9回に岩崎、1点をリードした延長10回にゲラが登板し、来日初セーブを挙げた。ゲラ→岩崎が基本パターンとみられるが、岩崎→ゲラもいける。開幕前に岡田監督は「(相手打線の)右左の関係でもええわけやからな」とダブル守護神構想を明かしていた。順番を入れ替えたこの日、その強みをしっかり証明した。 2投手の継投は4度目だが、オール無失点リレーでともに防御率0・00を誇る。相手打者との相性や左右など、展開を見ながら柔軟に両投手を起用できる終盤戦。昨季までなかった必勝パターンは大きな武器で、この日初めて連投も難なくクリアした点も頼もしい。

岩崎は、自身の状態について「まだまだ。ぼちぼちです」と満足せず。ゲラは「今日も展開は違うけど、自分のすることは一緒。ゼロを並べることだね。今日のように3人で抑えられたのは、いい仕事ができたと思うよ」と胸を張った。左右の強力ストッパーで、僅差を守り抜く。【波部俊之介】

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