阪神初代日本一監督の吉田義男氏(90=日刊スポーツ客員評論家)が本拠地開幕戦を迎えた9日、甲子園球場を訪れ、広島戦を前にしたチームを激励した。

開幕から試合前まで巨人、DeNA、ヤクルトの3カードを戦って4勝5敗。現状の戦いぶりには「ええとこちゃいますか」と苦笑いで応じた。ベンチ内で岡田監督と話し込み、ネット裏で平田ヘッド、水口、今岡両打撃コーチらからあいさつを受けた。

藤田平氏、川藤幸三OB会長らとも野球談議に花を咲かせた。特に、同じ名ショートだった藤田氏とは佐藤輝の三塁のフィールディングについて激論を交わした。

岡田監督は球団歴代監督の通算勝利数で、吉田氏がもつ484勝(球団2位)まで「あと2勝」に迫っている。前夜からの影響を受けて強い風が吹くグラウンドに立ち「ホーム開幕は特別? そうです。他球団も強くない。ここは村上で勝ちたいですな。やはりピッチャーを中心にした守りでっせ」とエールを送った。

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