1月にプレーヤー表彰で野球殿堂入りを果たした谷繁元信氏(53=日刊スポーツ評論家)が、横浜スタジアムで野球殿堂入りセレモニーに出席した。

両軍の選手たちが一列に並んで見守る中、スーツ姿でグラウンドへ。プロ野球生活の歩みが収められた動画で振り返り、現役時代に幾度となくバッテリーを組んだDeNA三浦大輔監督(50)から記念のプレート、中日立浪和義監督(54)、佐々木主浩氏(56=日刊スポーツ評論家)から花束を受け取り、4人で記念撮影した。

谷繁氏はスピーチで「今一番伝えたい思いは感謝です。プロ入りしたときは、まさか自分が野球殿堂入りできるような選手になるとは思いもしませんでした。指導者の方々、花束をいただいた、佐々木さん、立浪監督、三浦監督をはじめとするともに戦った選手、サポートしてくれたスタッフの皆さま、そして勝ったときも負けたときも温かい声援を送っていただいたファンの皆さまがあってこその野球殿堂入りだと思ってます。改めて感謝しかありません」と感謝を繰り返し強調した。

続けて「思い返せば自分が大洋に入団したころは正直、スタンドの空席が目立つここ、横浜スタジアムでした。しかし今では毎日スタンドも満員になり、ファンの皆さまの声援に選手たちも感謝していることとお思います。これからも横浜DeNAベイスターズに温かい声援をよろしくお願いします」と呼びかけた。

首位DeNA、0・5ゲーム差の2位中日で迎える首位攻防の2連戦。「先は長いですが首位攻防戦です。両チームのOBとして2連戦、とても楽しみにしています。ファンの皆さまも楽しんでいただければと思います。ありがとうございました」と締めくくった。

谷繁氏は88年にドラフト1位で大洋に入団。98年に正捕手として日本一に導くなど、長年チームを支えた。02年から現役引退する15年まで所属した中日との今季初対戦を前にセレモニーが行われた。

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